読書 茶の本
高円寺のR座読書館いってまいりました。
こちら、おしゃべり厳禁の硬派なカフェかと思いきや、そんなことはなく。
温和なマスターが出迎えてくれる、おしゃれで居心地のよい空間でした。
さて、ここでチョイスしたのが表題の「茶の本」。
岡倉天心が茶道の精神を海外に説明するために、もとは天心が英語で書いた本です。
さて、気になった部分を箇条書き。
・茶の魅力は全てが調和的である点。無駄なものは一切なく、所作において反復を許さない。
・禅をする者は、説明的な仏教的色彩、絵画は好まない。シンプルな墨絵を好むのは当然の成り行き。
・道には絶対的な世界はない。道は時代に合わせて変化する。個人の内面に神を見出し、宇宙を創造する。
久しぶりに集中できて素晴らしい時間だった。生活が忙しくなり、自分の中で喫茶のあり方や役割も変化している。読書専門カフェで中国茶をのみつつ本を読む、なんてのも、一つの茶道の進化系なのかもしれない。