中国の池波正太郎?金庸を読む(そして、ハマる)
台湾人の知り合いに「台湾で人気の小説って何?」と聞いたところ、
名前が上がったのが金庸。
聞けば、男子なら中学〜高校で絶対に一度は夢中になった、アクション満載の作品が多いらしい。
一番オススメを教えてもらい、買ったのが「射雕英雄伝」
宋の時代を舞台に、華麗な武闘劇と人情が織りなすドラマが魅力。
息つく暇もなくページを繰る手が止まらない・・・って、
この「中国の池波正太郎」感。ハンパない。
この小説で気に入っているのは、圧倒的な中二感。
ー主人公が謎の道士に導かれるまま教わった呼吸法が、実はなんと内功の奥義!そうとは知らず、2年間毎晩修行を欠かさず行った主人公。そんな彼にある日、刺客が迫る・・・みたいな話の繰り返しなんですが、これが最高。
素手で頭蓋に5本の穴を開ける暗黒の魔拳。ついた技名が「黒風双殺」って最高すぎる。
あとは計略で敵をハメ殺すシーンが多い所も気に入ってます。すごく中華的な感覚が伝わってきて、とてもいい。
中華小説は余華の「兄弟」も読んだけど、こちらも面白かった。まだまだ、読むぞー。